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SALONE NEWS 2005 in Milan -vol.02-
ネクストマルニ会場設計


5メートル×10メートルという狭い会場での12脚の椅子展示を挑戦的で思想の表現につながる展示であり、かつ、椅子というものの感じ止め方を「見て、触れて、座して、裏返して、持ってみる」ことの出来るように会場展示された。

椅子の風景は「人がそれに向かう時、どうぞお座りくださいという受容のイメージ」、「人が座っている時の風景、特に背中からの見え方」、「椅子の背後のデザイナーの人柄や思想」、「座した時の座と背の感覚」であり、「制作方法、そのディテールの処理」、そして「重さや手触りなどの触覚」などが大切であり、会場でどうそれを実現するかを工夫されている。

見せる12脚は会場の丈夫に逆さまに展示されている。見上げるとまるで上から観るように、しかし、逆転されている。つるされた12脚はスポットライトに逆光で目に入って、まぶしさと共に陰影が美しい。椅子は又、会場の一面の白い壁や床にシルエットを見せ、椅子の華麗さを見せている。
会場の奥には12脚の小椅子と形態や素材や仕上げの異なるバリエーションを同時に展示している。八木保のスタンダードは三本脚だが四本脚のタイプも展示されたし、ショーン・ユーの椅子は黒いフレームとナチュラルなフレームが、アズミの椅子もフレームの色彩の異なる二脚、黒川雅之の椅子はスタンダードの合板の座と背部分がアクリルとなったタイプも展示された。

どの椅子に最初に座ろうとするか、どの椅子を選んで座ろうとするか、人々の反応を観ているのも楽しい。
会場の壁面には黒川雅之の八つの美意識〔講談社より6月に出版予定〕が掲載された。






   
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