DESIGN TODAY
世界の最新デザイン事情

ボローニャ国際児童書見本市   
佐藤まどか

2008/04/09

会場風景
3月31日から4月3日まで、イタリア・ボローニャで国際児童書見本市が開かれた。児童書見本市として世界最大の規模で、世界中から出版社が出展し、イラストレーターや作家、翻訳家、バイヤーが集まる。4日間、連日様々なコンファレンスやイベントが行われた。

会場入り口

会場風景

イラストレーターズカフェ自己アピールの場
1967年以来恒例のイラストレーション展にも、世界中から3千人以上の絵本のイラストレーターが作品を送り、100人ほどがセレクトされ、展示された。
また、イラストレーターズカフェ、というゾーンは、イラストレーターの自己アピールの場でもあり、様々な名刺やカタログなどが壁を埋め尽くしていて、見ているだけでも彼らの熱意が伝わってきた。
今回は、イタリアのファンタジー作家として大活躍をしているシルヴァーナ・デ・マーリのコンファレンスにも参加した。発展途上国で医療ボランティアもしていた元外科医の彼女の、熱い、怒りとユーモアに満ちたトークを、興味深く拝聴した。
先進国における出生率の低下や子供(に限らないが)本離れなどが懸念される今日だが、児童書の作家は希望を忘れていない。世の中が、少しでも良くなることに願いをこめるのである。デザイン以外に児童書の執筆もしている筆者には、胸がジンと熱くなる数日間だった。

取材協力:Bologna Fiera spa


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