物の言葉とことばの言葉

2008/12/08
僕は建築家でデザイナーである。もちろんその前に1人の人として身体全部で人生を過ごし、過ごすことで「美しいものを探し」ている。「真実を探す」ということも出来るのだが、僕にはやはりこの「美しいもの」が一番ぴったりする。
何のために今日も明日も生きているかと問われると「明日もきっとなにか感動がありそうだから」と言うしかない。
そんな僕が「美しいもの」を探すために人生だけではなく、建築や物のデザインをやっている。デザインは「思想の表現」だと言えそうだがその前に「美の探索」なのである。探したものを表現するだけではなくデザインは探す手段でもある。
世界にちりばめられた物や言葉に耳をそばだてているとその美の言葉がきこえてくる。それを聴きながら僕自身も自分のデザインという仕事で美を伝えようとする。物と言葉がこうして僕と世界を行き交って毎日が過ぎていく。
この曼荼羅紀行は「ことばの言葉」なのだが日常では僕は「物の言葉」をつかっている。「ことばの言葉」のおかげで僕の中に思想の塊が出来てくる。言葉がなければ思索はできないから言葉が僕を助けてくれる。
物も又、美を探す手段である。形や素材や光や影が物の言葉となって「ことばの言葉」と異なるもう一つの脳の部分で「物の言葉」を聴いている。もう一つ異なる脳の部分で物は思索の道具になり物による思想が出来てくる。
ことばの言葉がそれを助けてくれる。ことばも知的なだけではなく感覚的で空間的なのだが、物の言葉も知的で情緒がある。
この不思議は二つの言葉で僕は美を探し、美を表現している。
K-SHOPは物の言葉のブログである。曼荼羅紀行はことばの言葉のブログである。僕はこの二つを出来るだけつないだ表現をしていきたいと思っている。
(2008,12,5)

※写真はZOと言う名の小椅子である。新作だが構想はもう20年以上前からのものだ。今になって実現してもちょっと早すぎるかなと思ったりする。先取りのしすぎだと思う。この椅子は人に似ている。後の尻と腰の中間部分がいい。これは女性の一番美しいところの一つである。この椅子のポイントである。




... 物の言葉 ......................................................................................................
http://www.k-shop.net/

これからこの曼荼羅紀行に<物の言葉>を書いていきたい。Kのショールームやオンラインショップは物の言葉によるショールームだと思っている。

まだこのZOはオンラインショップには掲載していない。だが値段は16万円程度で考えている。希望者は ohchi@k-system.net に問い合わせていただきたい。座り心地は最高なのだが、座ってみたい人は是非、K-SHOWROOMを訪ねていただきたい。

K-SHOWROOM
東京都港区西麻布3-13-15 PALOMA PLAZA B2
TEL: 03-3746-3605

map→ http://www.k-shop.net/img/news/map_800px.jpg