DESIGN TODAY
世界の最新デザイン事情

【mt】による【mt ex】展 written by ミウラアヤ

2010/10/20
「mt」
これだけで何のことかわかる若い女性は確実に増えていると思う。もちろん、知らない人がいることもわかっている。

でも,
「マスキングテープ」
と書いたら、ほとんどの人がわかるのじゃないだろうか。

ほらね、一気に知ってる人の数が増えたでしょ?

会場入口から見えるカラフルな空間 ▲
mtにジャックされた壁 ▲
目移りしながら選ぶ来場者たち ▲
言わずもがなですけれど、マスキングテープは元々、建築や塗装の現場で使われ、長年職人たちの様々なリクエストに応え続けてきたプロの仕事道具。美術やデザイン関係者も使用している、手でちぎって貼ってきれいに剥がせるという機能性を備えたものだ。
かくいう私は10年ほど前まで
「ああ、あの乳白色で半透明の和紙っぽいテープね」
という認識だったことは否めない。

実際、和紙っぽいのではなく和紙を用いているのだが、ちぎり口の和紙っぽさそのままに明るめや渋めの豊富な色合いの雑貨品「mt」として様々な店で入手できるようになったのは、ここ数年の印象が強い。
それも文房具店だけではなく、小物雑貨店、セレクトショップやワイン&フードショップなど取り扱っている範囲が広いのである。ときどきついつい、私も安めのワインとかつお節と「mt」という組み合わせで買い物をする。


従来のマスキングテープは別として、もうすでにおしゃれ雑貨として人気の高い「mt」だが、用途とデザインと使用感など色々な要素が混ざり合い、掌に収まる文房具的な存在感をぎりぎりのラインで留めていてにやにやと嬉しく感じるのは私の勝手な思い込み、だろうか。





▲ オープニング会場にいたカモ井加工株式会社
の方々のシャツにも注目!
▲ 思わず手がのびる限定品
▲ 伝票や作文用紙、熨斗紙デザインの色も
かなり本物っぽい
プリント柄は文様さながらであったり、学生でなくなった者にも懐かしい方眼紙や作文用紙模様、果物や花、アンティークデザインなど、テープ幅に合わせて本当にバリエーションが多い。友人へのちょっとしたプレゼントにもなるし、自分のコレクションとして少しずつ色々な「mt」を買い足す楽しみもある。それに、テープとして使用しなくても飾って積み重ねて置くだけでもさり気ないインテリアになる。


さて、その「mt」の「mt ex」展という展覧会が各地で開催されている。


東京、京都に続き現在は札幌にて開催中で、会場内の壁床、階段の手すりにいたるまでほとんどすべてがカラフルなマスキングテープでジャックされ、ショップも併設されている。


「札幌限定」という心くすぐる商品や、まもなく商品化近いというデザインのシール、
マグネットタイプの「mt」専用テープカッター(新商品)もあったりと楽しみがつきない構成。オープニングの日も、多くの男女が訪れカラフルな会場で真剣に「mt」を選んでいた。今後も、順次全国で展開する予定にはなっているとのことなので、ファンのみならず地元で開催されるタイミングを見逃さないようにされたし。そして札幌在住の方々も平日ぜひ。




ところで、「mt」の工場は岡山県倉敷市にあるカモ井加工紙株式会社。その歴史のほか、製造工程についても「mt」ホームページにて写真とともに見ることもできるのでぜひチェックしてみて欲しい。「mt」同様にカラフルで見ているだけで楽しいサイトだ。



【mt ex】札幌展

期間:2010年10月16日(土)〜10月23日(土)*日曜祝日休み
時間:13時〜23時 
会場:CAI02(raum2&3)
   札幌市中央区大通西5丁目8 昭和ビル地下2階(地下鉄大通駅1番出口直結)
問合:011-802-6438
プロデュース:カモ井加工紙株式会社
企画+アートディレクション:居山浩二
詳細:http://www.masking-tape.jp/mtex2010/sapporo.php

mtサイト:http://www.masking-tape.jp/main.php